幕末 本と写真

蔵書紹介系 幕末維新探究ブログ

『小伝乙骨家の歴史』『明治の兄弟』

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ブックオフで購った古本2冊。

 

永井菊枝『小伝乙骨家の歴史 ー江戸から明治へ』(フィリア、2006

右の本は幕臣・乙骨家について。甲府徽典館学頭の乙骨耐軒から、その子で幕末の英学者乙骨太郎乙、さらにその子で童謡「はとぽっぽ」「汽車」「浦島太郎」の作詞者乙骨三郎に連なる一族の歴史。

 

『明治の兄弟 柴太一郎、東海散士柴四朗、柴五郎』(文芸社、2008)

左は自費出版トラブルで有名な文芸社から出た本だが、文芸社たまに良い本を出してたりするので、気が抜けない。会津藩出身の柴兄弟の伝記。四朗と五郎の兄弟はよく諸書で語られるが、この本にはその兄の柴太一郎に項目が立てられているのがなんとも素晴らしい。