2016-02-10 『北洲新話』 古書 箱館戦争の戦記として評価が高い『北洲新話』は元彰義隊士丸毛利恒が幽囚中に綴ったもの。 雑誌『旧幕府』に「函館戦史」として改題連載されて世に出たが、そこでは惜しくも貴重な挿絵は割愛されている。昭和15年に海軍有終会が非売品として発行した『北洲新話』は鈴村連が描いたという「品海発帆之図」から「千代ヶ岡落城之図」までの全37図の挿絵が掲載されている。 ただし印刷が悪くてせっかくの絵が実にぼんやりしているのが残念だ。